どうして上履き選びは大切なの?
子どもたちが1日の生活の中で一番長く履くのが、うわばきです。しかも毎日。
これは、私たちが一番伝えたい言葉です。
毎日一番長く履く靴は、おでかけの靴や通学靴、スポーツシューズではなく「上履き」なのです。
価格や洗いやすさなどのメリットだけで決めるのではなく、正しい足の発育のために、上履きにこそ!機能性にこだわり 一人一人の足に合った靴選びが大切なのです。
大きすぎる靴はなぜダメなの?
つっつき現象
大きくてブカブカの靴は、歩くたびに指がつま先部分に当たり 指先の負担が大きくなります。
指の変形や足の成長の妨げになる可能性も!
つまづき現象
日常生活の中で、自然と裸足(ハダシ)の感覚が身についています。
靴が大きいとつま先に余っているスペースがあり、床に触れている足指の感覚とのズレが生じます。
そのため つまづいたり、何もないところで転んだりしてしまいます。
なぜ転んだのかわからず、しっかり足を上げて歩くことが 怖くなることも。
つっかけ現象
つっかけ(スリッパ)のような足を引きずった歩き方になってしまい、 足を後ろに蹴り上げることができません。
そのため運動やかけっこに必要な筋力の発達に影響を及ぼしてしまいます。
日本靴医学会の発表によると、足趾(そくし)変形について足に合わないつま先の 狭い靴が原因で起こると考えられている外反母趾・内反小趾などの 足趾変形を作りださないようにする事が重要であると報告しています。 外反母趾や内反小趾、他にも扁平足やハンマートウ、浮き指等、 足のトラブルは多くあります。
私が教育パワーシューズをお勧めする理由
埼玉県北本市 村田整骨院 村田 拓郎
足や膝の障害と靴は密接な関係にあります。特に成長が著しい小児の足はその影響を多大に受けています。人の足は片足で26個の骨で構成されていますが、この内7個の足根骨と言われる脚と足とを繋ぐ部分の骨は乳児ではほとんどレントゲンにも写らない軟骨で出来ています。この足根骨が成長して硬い骨になるのは平均して10歳から12歳と言われています。この時期に機能性の乏しい従来の上履きを履かせるのは大変危険なことです。その理由として、足の指が十分に使う事が出来ないこと、そして固い床からの衝撃を吸収できないことがあげられます。もともと人間は動物です。はだしでやわらかい土の上を歩くように人間の足は出来ています。指が十分に使えない状況で、硬いコンクリートの廊下を歩いたり走ったりするようには出来ていません。その点パワーシューズはつま先が広く作られていて足首もマジックテープでしっかりと固定されるので足の指の動きを妨げません。一度ご自分の履かれている靴紐のつま先部分を緩めて足首側をしっかり締めて歩いてみてください。その違いに驚かされると思いますよ。陥入爪や巻爪もほとんどがつま先を締め付けた状態で運動することによって起こります。またパワーシューズはカカト部分に衝撃吸収パットが付いているので固い床でも安心して使う事が出来ます。さらに中敷が入っているので、回内偏平足や開帳足など先天的な足の変形がある場合でも、その中敷を加工することで簡単に調整することができます。欧米では学校の中でも靴を履いていますが、日本では上履きに履き替え、成長期のほとんどの時間、上履きを履いて生活しているのです。そこで本来の足の形に合ったものを履かせる事はとても重要なことです。最近の子供たちの足を見ておかしいと思ったことはありませんか?妙にカカトに対してつま先が細くなっていませんか?指が自由に動かなくなっていませんか?その状態は異常な事なんですよ。従来品に比べてパワーシューズは千円ほど高くなっていますが、小学校を卒業するまでに子供の足が5cm成長したとして5mm刻みで全サイズを揃えたとして 10足、1万円の差です。ゲームソフトや洋服にかけるお金を考えたら、大事なお子様の足そして身体を守るには決して高い出費ではないと思います。とても丈夫に出来ているので使いまわしもできますしね。ウチにも二人子供がいますが幼稚園の時からパワーシューズを履かせています。おかげさまで今のところ足に障害は起きていません。是非前向きにご検討ください。