16.上履きって本当に必要?室内履きの大切さを考える


「上履きって、ただの習慣じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。実際、海外では上履きを履かない学校もありますし、日本でも地域や学校によっては「上履き不要」のところもあります。でも、室内での上履きには、子どもの足を守り、学習環境を整えるための大切な役割があるんです。


1. 上履きが足を守る

子どもの足はまだ成長途中。だからこそ、適切な靴で守ることが大切です。

清潔な環境をキープできる:外履きのままだと、砂やホコリが教室内に持ち込まれ、床が汚れてしまいます。上履きに履き替えることで、衛生的な環境を保てます。
足にかかる負担を軽減:外履きは固くて重いものが多く、長時間履くと足が疲れやすくなります。軽くて柔らかい上履きなら、足の負担が少なく快適に過ごせます。
ケガを防ぐ:室内で滑りやすい靴を履いていると、転倒のリスクが高まります。学校のフロアに合う靴底で、安全性を高めることができます。

2. 学習環境を整える

上履きを履くことは、学習に集中するための環境づくりにもつながります。

静かな教室を作る:外履きのままだと、靴底が固くて歩くたびに「カツカツ」と音が響くことがあります。上履きは音を抑える効果があり、静かな環境で授業に集中しやすくなります。
気持ちの切り替えができる:学校に着いたら上履きに履き替えることで、「勉強モード」に気持ちを切り替えるスイッチになります。
姿勢や歩き方の習慣づくり:適切な上履きを履くことで、正しい姿勢や歩き方を身につけるサポートになります。

子どもたちは上履きをどう思ってる?

最近の調査によると、「上履きはなくならない方がいい」と思っているのは、親よりも子どもの方が多いという結果が出ています。その理由として、上履きに履き替えることで気持ちの切り替えができ、学校でのスイッチになっているという声が多くありました。見えないところで、子どもたち自身が上履きを通じて気持ちの整理をしているのかもしれません。

3. 上履きがないとどうなる?

では、上履きを履かないとどんなことが起こるのでしょうか?

床が汚れやすくなる:砂や泥が持ち込まれてしまうため、教室の汚れが加速します。掃除も大変に!
靴のまま過ごすことで疲れがたまる:一日中外履きを履いていると、足の疲れや蒸れが気になります。
転倒リスクが増える:砂やホコリが教室内に持ち込まれるため、廊下や教室のフロアが滑りやすくなり転倒事故が増える可能性があります。

4. まとめ:上履きは子どもたちの学びと安全を支える

上履きは、ただの習慣ではなく、子どもたちの健康や安全、学びの環境を整える大切なアイテムです。「上履きなしでもいいのでは?」と思うこともあるかもしれませんが、上履きがあることで得られるメリットはとても大きいもの。お子さんが毎日快適に学校生活を送れるように、ぜひ上履きの重要性を見直してみてください。
ただ実際には、「上履き洗いが面倒」「毎週持って帰るのが大変」という上履きに対するマイナスイメージもあるそうです。ぜひみなさんのお声も聞かせてください!!




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