03.足育ってなに?
「最近の子どもは足の力が弱い」と聞いたことはありませんか?
実は、昔に比べて外遊びの時間が減り、靴の選び方や生活習慣によって、足の成長に影響が出ることがあるんです。そんな中で注目されているのが「足育(あしいく)」。
足の成長は体全体の発達にも関わるため、正しくサポートしてあげたいですよね。
そこで今回は、足育の基本と家でできる簡単なトレーニングをご紹介します!
もくじ
- 1. 「足育」ってそもそも何?
- 2. 子どもの足がしっかり発達するために大切なこと
- 3. 家でできる足育トレーニング
- 4. 日常生活で気をつけること
1. 「足育」ってそもそも何?
「足育」とは、子どもの足を健やかに成長させるために、適切な靴選びや歩行習慣、足の環境を整えることを意識する取り組み のこと。
実は 子どもの足の骨はまだ未発達で、軟骨が多く含まれています。そのため、適切なケアをしないと足のアーチが十分に形成されず、将来的に 扁平足や外反母趾、O脚などのトラブルにつながることも。また、足の発達が不十分だと 体のバランスが崩れ、姿勢や歩き方が悪くなる こともあります。
✅ 足育で大切なポイント
- ・ 足の骨や筋肉の成長を促し、正しい発達をサポートする→ 足のアーチ形成やバランス感覚の向上につながる
- ・ 正しい歩行や姿勢を身につける→ 足裏の感覚を鍛え、転びにくい体づくりができる
- ・ 運動能力の向上や全身の健康維持につながる→ 足は「第二の心臓」とも言われ、血流促進や脳の発達にも影響
足の成長は 6歳ごろまでが特に重要な時期 なので、日頃から足に合った靴を選ぶ・裸足で遊ぶ機会を増やすなど、意識的に足育を取り入れることが大切です!
2. 子どもの足がしっかり発達するために大切なこと
子どもの足は成長の途中で、まだまだ変化しやすいもの。だからこそ、 正しい靴選びや足をしっかり使う遊び を意識することが大切です!
✅ 靴選びで気を付けたいポイント
- ・ 足に合ったサイズを選ぶ
→ 大きすぎると足がずれて踏ん張れず、小さすぎると圧迫されて指が動かせないので要注意!
- ・ 足指をしっかり使える靴を選ぶ
→ 柔らかくてつま先が広めのデザインなら、足の指がしっかり動かせて踏ん張れる!
- ・ かかとがしっかり支えられるものを選ぶ
→ かかとが固定されることで、姿勢が安定し、正しい歩き方が身につく!
✅ 外遊びで足を育てよう!
- ・ 裸足で遊ぶ時間を増やす
→ 芝生や砂場など自然な地面の感触を味わうことで、足裏のセンサーが発達!
- ・ 坂道やでこぼこ道を歩く
→ 足の筋肉やバランス感覚を鍛えるのにピッタリ!土踏まずの形成にもつながる!
足は 「第二の心臓」 とも言われるほど、全身の健康に影響を与える大事な部分。
正しい靴と遊びを取り入れて、元気な足を育てていきましょう!
3. 家でできる足育トレーニング
タオルギャザー(足指の力を鍛える)
- ・床にタオルを敷く
- ・足の指でタオルをたぐり寄せる
- ・1日5回ほどやってみる
つま先立ち歩き(足裏の筋力UP)
- ・つま先立ちの状態で歩く
- ・10秒ほどキープ
- ・1日3回行う
グーチョキパー運動(足指の動きを活性化)
- ・足の指をグー(丸める)、チョキ(Vの形)、パー(広げる)を繰り返す
- ・お風呂の中などでやるのもおすすめ!
4. 日常生活で気をつけること
子どもの足は成長途中だからこそ、意識的にケアしてあげることが大切。
「足育」は特別なことではなく、毎日の生活の中でちょっと意識するだけで取り入れられるものです。
靴をしっかり履けているか、かかとから着地しつま先から蹴りだして歩けているか、など意識を向けていただくだけで第一歩です! 簡単なトレーニングや習慣を取り入れ、元気な足を育てていきましょう!
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